回復期リハビリテーション病棟(2東) 平成22年度集計結果

 

平成22年度(H22.4.1H23.3.31)の入棟患者様のまとめ

 

入棟者総数
性別
年齢
男性
31名
男性
76.0歳(58-99)
女性
44名
女性
80.7歳(55-93)
総数
75名
平均
79.0±9.5歳

 

疾患別入棟者数
疾患名
男性
女性
脳血管障害(高次脳機能障害含む)
18名
14名
下肢骨折
4名
18名
廃用症候群
9名
12名
その他
0名
0名

 

平均在棟日数

85.0日 (n=75)

 

疾患別平均在棟日数

疾患名
在日数
脳血管障害(高次脳機能障害含む)
110.5日
下肢骨折
71.9日
廃用症候群
61.7日

転帰(退院の状況)

 

同期間での退院患者様の状況です。
37%がご自宅、社会福祉施設もしくは老人保健施設等へ退院しています。このグループは治癒もしくは軽快退院と考えられますが、ご高齢の方が多いため在宅復帰率は30%です。

25%は、他院を含む介護・療養施設へ転棟もしくは転院しています。ADLの改善はみられますが、麻痺等の残存のため自宅等での生活にはまだ困難があるグループと考えられます。

38%は、さらに医療的なケアが必要とされ一般病棟へ転棟しています。近年の入院患者様の重症化を反映した結果となっています。

リハビリテーションの効果を検討するため、入棟時と退院(退棟)時のBarthel IndexおよびFIMを症例数の多い下記3群で比較しました。

 

Barthel Index   

    入棟時  退棟時      入棟時  退棟時       入棟時  退棟時

                                         (paired t-test)

Barthel Indexとは
1955年来、米国メリーランド州の慢性疾患の病院であるMontebello State病院、Deers Head病院、Western Maryland病院で、ケアが自立していない神経筋、または筋骨格系の障害をもった患者の能力を評価採点し、経時的にテストし、PTのDorothea W.Barthelが開発し、1965年 Dr Florence I. MahoneyによってMaryland State Medical Journalに発表されたADL評価法の1つ          
 食事、移乗、整容、トイレ動作、入浴、移動、階段昇降、更衣、排便コントロール、排尿コントロールの10項目100点満点で評価します。

Mahoney FI, Barthel DW: Functional evaluation; the Barthel index. Md Med State J 14: 61-65, 1965


 

FIM(Functional Independence Measure)

    入棟時  退棟時      入棟時  退棟時       入棟時  退棟時

 


                                     (paired t-test)

 

症例数の多かった3つの疾患群での比較検討では、すべての群でIndexの改善がみられ、リハビリテーションの効果が確認できました。

FIMとは
Functional Independence Measureの略。介在量の測定を目的としたADL評価法。食事や移動などの「運動ADL」13項目91点および「認知ADL」5項目35点で評価します。

 


HDS-R(長谷川式簡易知能評価スケール)

  

 入棟時  退棟時         入棟時  退棟時         入棟時  退棟時

 


                                    
(paired t-test)

 

 リハビリテーション実施により、HDS-Rの改善もみられましたが統計学的有意差は認められませんでした。