『娘の花嫁姿が見たい』に応える

理学療法士 竜田 庸平


 ある日、患者様から『娘の花嫁姿が見たい』という願望を頂きました。QOLリハビリテーションの機会 がそこにあるのではと感じ、主治医のリスク管理のもと、私も参列させて頂きました。 患者様は終始、涙で溢れ『良かった、ありがとう』という言葉が自然に出ていました。主観的ですが、患者様 の心中の『生活の質』は挙式中、絶頂にあったと感じました。  
 QOLの概念は多少わかりますが、自分の中で『これがQOL』と決定付ける事が出来ません。 実際に定義の曖昧さなどにより医学界では懐疑の目で見られる傾向があるといわれます。今後、医療の究極の ゴールであるQOLを達成するため、今回のような経験を積み精進することがQOLリハビリテーションの第 一歩となるのではと感じました。それに加え、鳴門山上病院の理念に沿ったケアがそこにあるのではと感じます。  
 最後に貴重な体験をさせて頂いた患者様と御家族様、助言を頂いた主治医と病棟スタッフの皆様、 手伝って頂いたケアマネージャーさん本当にありがとうございました。

娘様御夫婦からの手紙

先生方はじめ、理学療法士、ケアマネージャー、職員の皆様のご協力により、 父に花嫁姿を見せることが出来ました。
本当に有り難うございました。
心から感謝しています。